泡沫冬景 News — May 14, 2026
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第4回番外短編ライターコメントでは、番外短編テーマ「Team.狂騒曲 in 世紀末」の制作に参加しているシナリオライターを特別にお招きしました——
『晴れときどきお天気雨』および『いつか、届く、あの空に。』のシナリオを担当した【朱門優】先生です。
今回は、本番外短編の制作感想、そして「世紀末」にまつわる思い出を語っていただきます。
朱門優
(Shumon Yuu)
★ 代表作
『晴れときどきお天気雨』『いつか、届く、あの空に。』
朱門優は、日本のシナリオライター、プロデューサー、そしてライトノベル作家です。
2001年、複数ライターによる合作作品『蜜柑』への参加をきっかけに創作活動を開始しました。
2007年には、シナリオを担当したビジュアルノベル『いつか、届く、あの空に。』が徐々に注目を集めるようになります。

2009年には、朱門優がシナリオを手がけた恋愛アドベンチャーゲーム『晴れときどきお天気雨』が正式発売。
主人公と幼なじみが、芸術色豊かな山間の学園で再会し、再び絆を築いていく青春物語が描かれ、本作は「萌えゲーアワード2009」にてBGM賞およびグラフィック賞銀賞を受賞しました。

2011年7月29日には、企画・ディレクション・シナリオを担当したノベルゲーム『天使の羽根を踏まないでっ』が発売されました。
朱門優作品は、美しくも難解な文章表現で知られ、神話伝承と王道純愛ストーリーを融合させる作風を得意としています。作品内では数多くの典故や神話が引用されることでも有名で、ファンからはしばしば「文学青年系ライター」と呼ばれています。
★ 創作の感想
はじめまして。
またはお久し振りです。
朱門優と申します。
“世紀末”というテーマをいただいての短編でした。
“世紀末”というテーマにさえ沿っていれば後はご自由に、という事でしたので、畏れ多くも本編のキャラクターたちと絡まさせていただくか、いやいっそまったく別のお話にしてしまおうか、と色々と頭を悩ませた結果、「やっぱり世紀末といえばノストラダムスの予言は外せないだろう」「こういう事でもない限り、それに関するお話を書く機会なんかないだろう」との考えに至りまして、それを中心に短編をせっせこせっせこ形作っていった結果、こういったお話になりました。
読んでくださった方の胸に少しでも何かを残せたのなら、これに勝る喜びはありません。
ありがとうございました。
★ 世紀末の思い出について
世紀末に関する個人的な思い出話を、という事ですが、その頃を振り返るととにかく不安感でいっぱいだったのが思い出されます。
正直、「仮に世界が滅亡するにしても、そんな予言残すなよ」と、ノストラダムスには文句しかありませんでした。
滅亡するなら滅亡するで、そんな事は知らないまま死にたかった。
そんな予言を残されたせいで、刻一刻と「その時」が近付いていく方の身にもなってくれ、と。
──とまあ小心者の自分には滅亡の予言は劇薬すぎて、見事に翻弄されている有り様でした。
だから何事もなく8月を迎えた時には、「怖がらせるだけ怖がらせやがって……!」と、長い長いお化け屋敷の出口にようやく辿り着いたような心境でした。
ですからいいですか?
仮にこの先、世界の滅亡を予知予見したとしても、それを他人に話してはいけませんよ?
そういう事は自分の胸の内に秘めておきましょう。
そうする事で幸せに生きていける人たちがいます。
──お願いしますよホントに!